日記過去ログ
■2001/10/22 (月) 奇跡と悲劇の文化発表会 その1奇跡編

 今日は待ちに待った?文化発表会だ。
オイラ達3年E組は『親知らず子知らず』を歌い、本当なら優勝できる実力を持っていたが、オイラは優勝できるかどうかではなく最後まで歌いきれるかどうかが心配だった。
なぜならピアノがド下手なハゲアユだからである。
練習では1回も弾こうとはせずただ見てるだけだった。
そのため本番でも弾かないのではないかとみんなは心配していた。
が、そうこうしているうちにすぐに本番はやってきた。

 オイラは指揮者だったので緊張した手つきで構えて手を振り出した。
そうするとハゲアユはなんと全然関係ない曲『猫踏んじゃった』を弾き始めた。
しかもかなり下手な手つきだったが、みんなは笑えなかった。
なぜならピアノの上にハゲアユ愛用のサブマシンガンが置いてあったのだ(この時点で[笑う=死]ということをみんな理解していた)。
みんなは動揺したが、歌のうまい女子16番ランや、大きな声(音痴)でみんなを先導する男子1番アンチのおかげで何とか持ち直していた。

 しかしそれに追い討ちをかけるように、ハゲアユがとても音痴な声で『エリーゼのために』を歌いだしたのだ。
みんなは笑いをこらえたが、男子9番すぺは鼻で笑ってしまった。
するとすぐさま鉛の弾が数発飛んできてすぺの腹と肩と足に命中しすぺは倒れた。
その後すぐに第2波が飛んできて、すぺの頭に命中しすぺはついに息絶えた。
みんなはすぺを助けたかったが、自分の身もかなり危険になるので動けなかった。
こうして異様な空気のままE組の合唱は終わった。

 そして結果発表のときが来た。
みんなは100%無理だとあきらめていた、といってもよいぐらい落ち込んでいた。
そんなとき

 「最優秀賞は3年E組です。」

という校長先生の声が飛び込んできた。
辺りは歓喜に包まれた。
その後指最優秀揮者賞と最優秀伴奏者賞もとり、タイトルを総なめにした。
しかしこんなおかしな話が現実にあるはずがなく、やはり裏ではハゲアユが審査員を脅すということがあり、そのことでまたひとモメあるのだが、それはまた明日の話である。
とにかく今日はみんな喜び、奇跡奇跡という言葉を連呼していた。
しかしこれが大惨事への序章であることを誰も知らないのであった・・・。

         (ハゲアユ殺害数 6人)






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