日記過去ログ
■2001/10/23 (火) 奇跡と悲劇の文化発表会 その2悲劇編

 今日の3年E組は昨日の喜びにまだ包まれていた。
みんなテンションが高く、あほの女子18番ミカチュウにいたってはなぜかヨガの体操をしていた。
いつものことなのでみんなはつっこまなかった。
そんな平和な時間が流れているとき全校放送で突然校長の声が聞こえた。

 「昨日の文化発表会の最優秀賞ですが、3年F組に再決定されました。
  それにより伴奏者賞も3年F組のミキさんになり
  指揮者賞も3年F組のにやり君に決定しました。
  この意見については一切の異義を受け付けません、以上!」

 これを聞いた3年E組はみんな激怒していたが、よくよく考えてみると校長の意見が正しいので仕方なく落ち込んでいた。
そういえば昨日結果発表のことで3年F組が猛抗議していたようにオイラは思えた。
しかし恐怖の大魔王女子2番ハゲアユはこれにめげず独り言を言っていたがそれをオイラは聞いてしまった。

 「あいつら許さん、アユの伴奏者賞を取り返してやる。
  覚えとけ、全員血祭りにあげてやるからな。」

 Σ(゜д゜;)
オイラはビビった。
いくらハゲアユでも3年F組を壊滅させるのは無理だ、落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせていた。

 しかし悲劇は起こってしまった。
帰りのホームルームのとき3年F組のほうですごい爆音とともに窓ガラスが砕け散る音が聞こえた。
オイラたちは隣のクラスなのですぐにかけよって見た。
すると元3年F組の教室は跡形もなく吹っ飛び廃墟と化しており、そこらじゅうに3年F組だったであろう人の死体が転がっていた。
そのときみんなは絶句していたが恐怖の大魔王ハゲアユだけは、にやりと微笑みをうかべていた。
その後の遺体確認で3年F組42名全員の死が確認された。
事件の原因は掃除用具入れと教卓の中にそれぞれ5kgの時限爆弾がセットされておりそれによる爆発死だった。
そのとき爆弾を設置したのは誰か分からなかったが3年E組では大体予想できた。
しかし自分のみを守るため誰も口には出せなかった。

 こうして文化発表会最優秀賞や指揮者賞や伴奏者賞は3年E組に戻ってきた。
みんなは喜んでいいのか悲しんでいいのか分からないまま1日を過ごした。
その後この賞に口出しする者はいなくなった・・・・。

           (ハゲアユ殺害数 48人)






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