『馬に蹴られて地獄に落ちろ』

B.2人をひやかす

「はっはっはー大スクープだぜ!!」
俺は茂みから飛び出し2人の前に立ちはだかった。
「ヒューヒューお熱いねぇお二人さん。ぎゃっはっはっはー!!!」
2人は唖然としてこちらを見ていた。
「さーて、邪魔して悪かったね。んじゃみんなに言ってこよっと♪」
俺は旅館に駆け出していった。
「はぁ、はぁ・・・これはすごいぞ・・・特ダネだ。すぐさまみんなに・・・ぐえっ!!」
後ろから首をつかまれた。
俺を追ってきていたのか・・・
俺は落語研究部、そしてこの2人は陸上部。
追いつかれるのは当然だ。
「俺たちのことを見られたからには・・・」
「ぐぁ・・・じょ、冗談だよ・・・離してくれよ・・・秘密にしとくからさ・・・」
だが首をつかむその力が弱まることはなかった。
むしろドンドン強くなっていき・・・
「が・・・ぐ・・・ポクッ」
俺は逝った。

BAD END
『ひやかしはいけません』


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