『無謀』
C.大親友である谷屋敦史を俺は助けることにした!!
やはり親友の谷屋を見殺しにすることなんか俺にはできない。
俺は決死の覚悟で松岡にこう言い放った。
「おい松岡、お前がなぜ谷屋を殺したいか知らないがそんな馬鹿なことはやめろ!確かにあいつは馬鹿であほで間抜けな奴で性格も悪いが俺たちにとっては必要な人間なんだ!谷屋をどうしても殺すというなら俺を殺せ!それでお前の気がすむなら俺は本望だ!!!」
(@´ω`)ふふぅ〜ん。
決まった、にくいほどに決まった。
あの松岡なら俺の言葉に感動してすぐ正気に目覚めるはずだ。
馬鹿の扱いは簡単だぜ(* ̄m ̄)ププ。
しかし俺の期待はすぐ裏切られた。
ぐさ
松岡の包丁が俺の肺を深々と突き刺した。
「ぐはぁ」
しまった息ができない。
まさか本当に刺すとは・・・。
「谷屋殺す邪魔者殺す、お前ら皆殺しじゃーアヒャヒャヒャヒャ・・・」
逝ってる奴に奇麗事が通じるわけなかった。
こんなところで犬死なんて・・・。
俺の思考はそこで止まった。
BAD END
『君子危うきに近づかず』
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